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スナーダイクマエ孤児院  
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入国2日目、ついにスナーダイクマエ孤児院につきます。




カンボジア、とくにシェムリアップ周辺にすむ子供達にとって、アンコールワットを中心とした観光業が大きな人生の選択肢の一つだと聞きます。

英語に次いで、日本語が話すことのできることが、より職種を広げる手段となり、スナーダイでも日本語を院内で教育していると事前に聞いていました。


しかし、はじめてかけられた言葉が、

「 ヒトシさん 来てくださって、ありがとうございます。
 お荷物お持ちしましょうか?」

そのなめらかな口調に、驚きました。
そして、昨日今日の教育では身につかない自然な振る舞いに、博子さんをはじめスタッフの方々の、日々の積み重ねを感じました。


孤児院とは言っても、子供達は小学校から高校まで、学校に通います。
午前に小さな子供たちが学校なら、午後は大きな子供たちが通学にいく。

およそ半分に子供たちと初めて挨拶を交わし、孤児院を案内してもらいます。


養鶏や畑、炊事場や井戸、施設だけでなく、そこに生える草花など、すべてが新鮮でした。

詳しく、日々を教えてくれます。


一段落し、博子さんの事務仕事も終えると、日本からもってきたTシャツを渡しました。


はじめは、みなキョトンとしていて、博子さんが簡単な経緯を説明すると、誰からともなく一人ひとりTシャツを持ちながら、僕の目の前にたって、

「ありがとうございます。」

と、順番にならびながら言います。


いきなりのことで、今度は僕がキョトンとしていましたが、次々と「ありがとう」を繰り返されると、心の中で、

「これを日本のみんなにみせたい」

と溢れるように思いました。

そして同時に、この瞬間が、どれだけ多くの人の 想いと共にある行動 の積み重ねなんだと痛感しました。




「こんなに喜んでもらえるなんて思ってもいませんでした。」



博子さんは静かに笑って、

「ここの子供達は、本当に素直だから」



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日本で始めて会ったときに、教育が一つの大きなテーマだと聞きました。
今日におけるカンボジアには、ストリートチルドレンに戻ることを楽に感じてしまう子供も少なくなく、その誘惑は日常に溢れていると聞きます。

そのことを博子さんに聞くと、

「自立を目指すうえで、知識や技術も大切です。
でも、自立とは何を指すものなのか、自分で判断できるようにすることが前提なんです。

それは、礼儀礼節からはじまって、団体行動がとれる人間に育てなければならないからです。

それまでは、むしろ孤児院が子供たちの日常から守っていることもあります。

私はどちらかといえば、孤児院内では責任者、外では母親として行動することが多いかもしれません。」



「ここの子供達は、本当に素直だから」

そう言ったときの博子さんの目は、孤児院にいて、母親の目をしていました。




僕は 喜びを  感謝を  どれくらい想い、伝えているのだろう。






明日描く壁画の場所と時間を打ち合わせ、初めての訪問は終わりました。
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by hitoshiameya | 2006-10-06 17:16 | 06 カンボジア
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